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2006年12月アーカイブ

2006年12月29日

今年もありがとうございました

6月の私のお誕生日から
ブログ1年生を始めて、半年以上が過ぎ、
今年はこれが最後のエッセイとなります。


カウンセラーである前に、
ひとりの女性である私が、
自分と本当に向き合っていく必要性を感じて、
決断して始めたブログでした。


今年1年間、いろいろなことがありました。
仕事ではまず、新しいスタッフ入社、
産婦人科、小児科との提携、
2回にわたる講演会、
雑誌インタビューの掲載、
新しい事務所「ハートセラピー横浜」オープン、
横浜を開く会で中田市長とお話ができた!


あっという間の月日の中にも、
感動のシーンがいくつもありました。


プライベートでは…
この1年間は、正直いろいろな問題が、
これでもかという程押し寄せてきていて、
辛く、葛藤の中、
悩むことが多かった気がします。


たくさんの傷も、心の中に残りました。
すべてのことをコントロールして、
カウンセラーとして生きることの難しさも、
7年間の中で、初めてずしりと
考えさせられた年でした。


高いハードルを、
飛ばなくてはならない必要性に迫られ、
やっとの思いで飛び越えてきた
気がしています。
本当に、やっとの思いで。


その間、何度も何度も支えられたのは、
本当の意味で、
クライアントの真実の姿でした。
必死に、暗闇の深い穴から
はい上がろうとしている姿でした。
私はあなたたちに何度も癒されました。


また、このブログを
読み続けてくださった方々からの
あたたかい言葉、
それと、そんな私を見守り続けてくれた
スタッフ、友達、両親、
心から本当にありがとうございました。


来年は いのしし です。
まっしぐらに進んでみます。


またみなさんにお会いしたいと思います。
ここ「マイ・ウェイ」のページで。

投稿者 椎名あつ子 : 15:35

2006年12月27日

今年の成果

久しぶりに一日中、雨でした。
アスファルトに響く
静かな雨の音を聞きながら、
「今年もあと残りわずか」
と独り言。
カレンダーを見ながら
残りの日数を見ていても、
今年が終わるという実感がまったく持てず、
妙な気分の高まりの中、
年末調整のため税理士さんが来たりして、
なおさら現実に戻されたり。


私、カウンセラーは、
今日は個人経営者としての心得を聞いたり、
叱咤激励されたりして、
何故か頭をペコペコ下げたりしていました。


お金って大切だけど、
お金の話って、気分が落ちるなー。


今年1年の努力の成果は
きちんとデータ化され、
私は働かされている
ロボットになった気分でした。


データ化されていない部分も
認めて欲しいなと思っていたら、
優しい税理士のN先生は、
微笑みながら、
「目標を持ちましょうね」
とおっしゃいました。


その言葉を
「がんばりましたね」
と勝手に心の中で
都合のいいように取り直して、
私も微笑み返しました。


こういう性格だから、
カウンセラーでいられるのだと
開き直った日でした。

投稿者 椎名あつ子 : 12:51

2006年12月25日

クリスマス

昨日のイブは、
ほんの少し切ない日だった。


前の日の夜、母から久しぶりに
メールがきていた。
母は、生まれて1週間で亡くした
私の弟のお墓参りに行った報告と、
弟が私のことを天国から
心配している夢をみたことを伝えてきた。
そして、
 みんなに支えられて生きていることを
 忘れないでね
という言葉が最後に付け加えられていた。


弟の命日は、23日だった。
長い間、あまり、
会話の中に出てこなかったし、
私もこのことについては、
あまり触れないで生きてきた。


そんなメールを見て、
何故か涙が止まらなくなり。
静かに嗚咽した。


母の深い私への想いを感じたことと、
ためてきたあらゆるすべての感情が、
一気にあふれ出してしまった。


イブの朝は、力が抜けてしまい、
三浦の家のリビングのブランコに
揺られていた。
クリスマスソングが、ラジオから、
飽きるほど流れていた。


1週間しか生きられてなかった私の弟と、
その後の母の人生とを思うとき、
今年のクリスマスイブは静かな1日となった。


でも今日は、本当のクリスマス。
私は夜、ローストチキンを
作ろうと思っている。


私の弟と母のことを想って

投稿者 椎名あつ子 : 15:59

2006年12月22日

真剣に

人に真剣に嘘をつかれていたことに
真剣に気付き、
そして、真剣に真剣に傷付いたとき、
真剣に優しくなっている
自分を知った。


私は、いつの間にか、
自分の心を防御するやり方を
学んでいた。


もうこれ以上、
私は壊れたくないから。


もうすぐクリスマス。
サンタクロースは私に、
自分を守る生き方を
プレゼントしてくれた。


Happy Merry Christmas!!

投稿者 椎名あつ子 : 15:34

2006年12月20日

なんとなく日曜日

クリスマスイブの1週間前の日曜日。


その週は、
夜中までの友人のバースディパーティー、
忘年会なども加わり、
体が弱っていたのか、
どっと疲れが出たみたい。


お昼過ぎのブランチの後、
ゆっくりバスタブにつかるはずが、
再びベッド。


目が覚めた時は、夕暮れの光が、
カーテン越しにゆらゆらとキラめいて、
ベランダのやしの木の影が
寝室の壁に反射して見えた。


私は、動かない体をベッドに沈めたまま、
光の行方をずっと見ていた。


今年もあと少し。


でも、その前に、あともう少しで、
大切な女性(ヒト)との別れがあるんだ。
来週は、その女性との
farewell partyをする。


そして、本当の年末が来る。


来年はまた、新たな出会いが
あるのかもしれない。
夕暮れの光が、
朝日へと変わるように。


気付いたら、クライアントからの
FAXが入っていた。
悲痛な叫びが伝わってきた。
彼女にも、来年は、
朝日のような光が訪れますように…


眠りすぎた後の、
シークァーサー100%の果汁の
おいしいこと。
私の体全身の血液は、
オレンジ色になったように思えた。


私のその日の日曜日は、
そんな感じで、何となく過ぎていく。


でも、やはり夜は、
小さなライブハウスバーで、
曲に合わせて英語の歌詞を口ずさむ私がいた。


クリスマスイブ1週間前の日曜日。

投稿者 椎名あつ子 : 13:40

2006年12月18日

不死鳥

結婚式が無事終わったという報告をしに、
クライアントさんが先日、
笑顔を見せに来てくださいました。


思い返せば1年前、
彼女は、結婚と仕事について悩み、
落ち込んでいたのでした。


それから、両親からの結婚への反対、
相手との環境や学歴の違い、
転勤、
長男、長女の問題、
同居するかしないか、
仕事を続けるかどうか…


たくさんの、あふれだしてくる
様々な問題を、
すべて、すべて、
少しずつクリアし、
先日、結婚式を挙げました。


彼女は、彼の住む場所へ、
自分の会社の転勤願いを出し、
仕事を続けていくことを決断し、
将来の海外転勤を考え、
語学の勉強をスタートし始めたこと…
淡々と話してくれました。


1年前の彼女とは大きく違い、
たくさんのことを乗り越えてきた自信が、
体全身から伝わってきました。


結婚が大きなハードルだった彼女は、
次のハードルを目指し、
動き始めたのです。


「また何かあったら、
 いつでも連絡してくださいね」


別れの挨拶は、
とてもすがすがしいものでした。


ここを卒業していく人たちの
いつもの姿。
翼を広げて飛び立つ、不死鳥のような…


(さようなら。
 そして、
 いってらっしゃい。
 お元気でね。)


今日もまた、カウンセラーであることに、
心から喜びを感じたのでした。

投稿者 椎名あつ子 : 13:28

2006年12月15日

夫婦カウンセリング

夫婦のカウンセリングが、
最近とても多い。


浮気、暴力、借金、子育て、
姑問題、セックス…
相談の内容は、果てしなく続く。


何故、分かってもらえないのか?
何故、こうなってしまったのか?


何故についての答は、なかなか出ない。


何故ならば、
男と女は、ことごとく異性だから。


人間同士である前に、
異性であることを、
私たちはつい忘れてしまう。


男は男の頭で、
女は女の頭で、
考えているから。


男が女の頭の中を知ろうとし、
女が男の頭の中を知ろうとして、
初めて許しあえるのかもしれない。


だけど女は(私も含めて)、
まず受身で、理解を求める動物。
そして男は、きっと、
そんなこと許してくれよと
考える動物。


でも人間は、男でも女でも、
やはり一人では生きてはいけない動物。


もっともっと許しあって、
もっともっと愛しあって、
もっともっと心と心で抱き合っていこうよ。


そう、お互いがなれるための
カウンセリングをしていきたい…
と、思った日。

投稿者 椎名あつ子 : 11:47

2006年12月13日

同性愛

「私は、中途半端な人生を、
 生きることを決めました」


彼女は、同性愛者であることを
こういった言葉で打ち明けてくれた。


女が女を愛する
男が男を愛する


(これは中途半端なんかじゃないよ)


と心の中で思いながらも、
そんな表面的な、
それこそ、中途半端な言葉は、
同性愛者でない私が
言うべきではないと思い、
言葉にするのをやめた。


同性愛の悩みでここにくるクライアントと、
どう心から向き合って話をしていくかは、
これからの私の課題。
分かっていないことが、
数多くあると実感する。
教えられることもたくさんある。


何組かのクライアントと接して、
今、思うこと。


 人が人を愛する


そんな当たり前のことが、
同性愛となると、やはり、
受け入れてもらえない
苦しみ、葛藤、切なさは、
現実にあるということ。
そしてまた、
同じ同性愛者にしか
相談できない事実があること。


心も体も女性のカウンセラーである私が、
同性愛者である彼らたちに
伝えられる言葉とは何なのか。


勉強していかなくてはならないと
感じている。

投稿者 椎名あつ子 : 12:59

2006年12月11日

大掃除

イメージトレーニングの中に、
「心身の汚れを取り除く」
というものがあるのですが、
部屋のすみずみの、
ありとあらゆる汚れを取り除くため、
ここ事務所では大掃除を始めました。


エアコンの掃除から始まり。
カーテン洗い、ガラス磨きと、
ふだんはなかなかできない場所を、
特に徹底して始めました。


実は私、掃除に関しては
完璧主義者でして、
やり始めると止まらない性格なのです。
いつもはスタッフにお願いしているのですが、
この時期になると、
いやみのように始めてしまいます。


あそこも、ここもと目に付くと、
すべてが体や心の汚れのような気がしてきて、
いてもたってもいられません。
まして、1年間の汚れを思うと、
私の中の、知らず知らずの間に蓄積された
いやらしい感情や思いが、
タバコのやにのように、
黒くこびりついているように思えて、
それがすべて、部屋の汚れに
見えてきてしまうのです。


この時期の大掃除は、ある意味、
1年間の自分の反省の時でもあります。
もう一度、美しく、きれいな、
ピカピカの心でいられるように、
もう一度、新たな気持ちで
生きられるように、
これでもか!!
とスポンジ片手にゴシゴシとやります。


今年の残りの時間を、
がんばって掃除することで、
何か、次の年が迎えられるように思えるのです。


これは、私の、ある意味、
こだわりかもしれません。

投稿者 椎名あつ子 : 17:12

2006年12月08日

女であること

彼からもらった指輪をはずして、
彼との別れを決意した17歳の女の子の話。


前回は、まだ好きだけれど、
別れることを悩みながらも、
心に決めた状態でした。


彼女のスナオさに惹かれて、
ここに書きました。


あれから、私のお友達の娘さんは、
休みがちだった学校にも
行き始めました。
でも、その彼に、
もう新しい恋人ができました。
その2人を、毎日学校で
見なければならない苦しみを、
再び話してくれました。


自分で別れを決意しながらも、
楽しそうにしている2人を見ると、
楽しかった頃の昔の自分と
重ねてしまうのかもしれません。


「どうしてだか、涙が止まらないの」


切ない女心です。
大人になっても、
この気持ちは分かりすぎるのです。


「彼はあなたを本当は一番愛していたし、
 今でも、本当は好きなのよ、きっと」


私は、本当にそう思っているのです。


彼女は、ほっとした声で、


「それさえも信じられなくなっていたから、
 なんとなく楽になった」


と答えていました。


人は誰でも、


  愛されていたこと
  必要とされていたこと


それを信じられて、
次のステップに進めるのかもしれません。
特に女性は、その事実を心に秘めて、
少しずつ大人になっていくのかも。


女で生きるってたいへん。


心からそう思った一瞬でした。

投稿者 椎名あつ子 : 11:03

2006年12月06日

反抗期

最近、私の愛犬ベティは、反抗期です。


気に入らないごはんは見向きもせず、
そっぽを向いて、ベッドルームで
寝てしまいます。
朝のごはんも、夕飯も食べない彼女に、
私は心を痛め、一喜一憂し、
ごはんに、好きなすなぎもを混ぜても、
すなぎもだけ食べて、やめてしまうのです。


私はおろおろし、
名前を呼んだり、抱っこしたりして、
愛情をいっぱい与えてみたりします。
でも、食べてはくれません。


親子の愛情に似ているようです。
親は、一生懸命、
愛情を与えてはいるつもりでも、
子どもにとっては、
その場限りのものとしか
受け取らないのです。


お散歩がおろそかになっていたり、
都合のいい時だけ抱っこする私に、
怒っているのです。
でもね、私も忙しいのよ…と、
言いたくなる自分も、
正直、いたりして…


でもこれは、無条件の愛ではないのです。
この子をここに連れてきたのは、
私自身ですから。


彼女にも、意志があるということを
忘れていたようです。
反抗期とどう向き合うかは、
私にすべてがかかっているようです。


この子もこうやって、
一生懸命、生きているのです。
こうやって、成長しつつあるのです。


私は、ベティーに
どれだけ日々いやされているかを
忘れていたのかもしれません。


もう少し、きちんと向き合っていくつもりです。

投稿者 椎名あつ子 : 11:55

2006年12月04日

日曜日の午前中、
久しぶりにカヤックを
海へ出しました。


ぽかぽかと陽射しいっぱいの桟橋の上で、
うどんを作って食べて、
ほんの少し横になっていたら、
もう陽はかげりはじめ、
冷たい風が吹きはじめました。


冬の海は、日が暮れるのが早いです。
もっともっと光が欲しいと感じました。


この時期、あわただしく
時間が過ぎていく中、
私は時間よりも、
光がほしいと感じた午後でした。

投稿者 椎名あつ子 : 18:34

2006年12月01日

赤い傘

「ぼくだけは
 ぜったいにしなない
 なぜならば
 ぼくは
 じぶんじしんだから」


新聞に出ていた詩。
作家、高史明さんの息子の詩。
私は、この息子さんの本を、
中学3年生のときに読んだ記憶がある。


「ぼくは12歳」


30年ほど前、
高さんのひとり息子は、
人知れず詩を書き溜めた。
手帳にこのことばを残し、
自死した。


「何故!」
という自問を繰り返しながらも、
高さんと奥さんは、
「ぼくは12歳」
を出版したということを新聞の記事で知り、
忘れていた記憶があふれ出した。


「ぼくは12歳」を手にした当時の私も、
いじめに苦しんでいたひとりの女の子だった。
中学時代の2年以上、
無視される孤独と闘っていた。


お弁当をクラスで食べられず、
学校の屋上で食べていた。
雨が降ると階段で食べた。


ある日、ある先生から、
”裁判”をみんなの前でされて、
たくさんの私への攻撃のことばを聞いた。
ボロボロに泣き崩れた自分の顔が、
どんなに醜いのだろうかと思った。


その日、はじめて死のうと思った。


雨の中、とぼとぼと、
ぼーっとしながら歩いていたら、
他のクラスの女の子が
赤い傘をさしかけてくれて、
家までだまって送ってくれた。


その日、赤い傘の子に
救われたと思えた。


私はあの日、
とにかく生きてみようと思った。


遠い遠い記憶は、
今でも私の中に残っている。
でもそれは、
いじめられていた憎しみでも恨みでもなく、
悲しみでもなく、
孤独感でもなく、
赤い傘の女の子だけが
鮮明にこの心の中にいる。


あの日から何十年もが経ち、
私はカウンセラーとして、
先日、いじめの問題の講演をした。
不思議な感覚にとらわれながらも、
赤い傘を、ずっと思い出していた。


赤い傘のあの子は、
もしかして、イエス・キリストだったのかも
と思う。


今、この時にも、
死のうとしている君たち。
どこかに必ず、私の時のように、
傘をさしかけてくれる人はいるよ。
ただ、回りの子は、
傘のさしかけ方が分からないんだよ、きっと。


だから、大声で、
誰かに訴えてみようよ。


「苦しいよー!」


って。
まず、伝えてみようよ。


だって、君たちは、
本当は死にたいんじゃないんだもの。
消えたいと思っているだけだよ。
消えたいことと、
死にたいことは、
違うということ。
もう一度、考えてみて。


これは、何十年か前、
死ななかった私からの、
心からの切なるメッセージ。


もう一度
もう一度
  生きようよ。

投稿者 椎名あつ子 : 12:00

プロフィール

横浜心理ケアセンター

『横浜心理ケアセンター』

横浜市中区と三浦市の2箇所に開設している女性のための心のカウンセリングルームです。
このブログでは、センターの代表である私が、一人の人間として、一人の女性として、またカウンセラーとして、日々の生活の中で感じた様々な出来事などをエッセイ風にみなさんにお伝えしていきたいと思います。

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