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    <title>マイ・ウェイ</title>
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    <updated>2010-03-05T06:08:26Z</updated>
    <subtitle>女性カウンセラーのプチエッセイ</subtitle>
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    <title>児童虐待について</title>
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    <published>2010-03-05T06:07:26Z</published>
    <updated>2010-03-05T06:08:26Z</updated>
    
    <summary>5才の息子に食事を与えず、 餓死させた両親逮捕の記事を読んだ。 今年から、朝1回...</summary>
    <author>
        <name>椎名あつ子</name>
        
    </author>
    
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        5才の息子に食事を与えず、
餓死させた両親逮捕の記事を読んだ。


今年から、朝1回の食事と水しか与えず、
歩けなくなった子どもにおむつをつけ、
寝かせていたという。
顔などにも複数のあざがあり、
死因は飢餓による急性心不全とみられている。


母親は、
「息子が物を食べず、かわいくないので、
  そのまま放っておいた。」
と言っているらしい。


同じ新聞の記事の中に、
親からの虐待から、
児童養護施設に保護され
生活している子どもたちが、
全国に約3万人いると書かれていた。
これはまだ、虐待を受けている子どもの65％で、
それ以外の子どもたちは、
いまだ、親と生活をし、
虐待を受け続けているということになる。


こういった状況の中、
母親や父親が虐待をしてしまっている原因を探り、
両親の精神的なケアをしつつ、
子どもへの愛情のある育て方を
アドバイスしたり、ケアをするのは、
私たちカウンセラーの仕事でもある。


「嫌いな元夫に似た子どもを愛せない」


「子どもは好きではなかったけれど、
  出来てしまったから仕方なく産んだけれど、
  めんどうくさい」


「子どもへの愛情のかけ方が分からない」


「子どものせいで不幸になったとしか思えない」


と訴える様々な母親たちは、
ほとんどが、自分たちの生い立ちや、
育てられた環境に、
問題がある場合が多い。
母親たちが、自分の母親をいまだに憎み、
恨んでしまっている現状がある。


虐待を受けている子どもを1日も早く救い、
安全な場所で生活させることは、
第一に考えなくてはならない問題ではあるけれど、
つらい過去を、ひたすら抱えてきた両親を、
ただの加害者としてみるのではなく、
同じ被害者として受け止めていくことが
必要となっていくと、痛感する。


もし、自分が子どもを虐待してしまっていると思ったら、
勇気を出して、どうか、誰かに、
相談して欲しいと、心から願う。
あなたたちも、子どもと一緒に
安心した環境で守られ、
生きる権利があるのだから。


経済的に不安定な今の社会の中で、
少ないお金で子どもを育てていくことが
どんなに大変で、ストレスのかかることかを、
一度、理解した上で、
子どもとは、これからの社会にとって
財産であることを
あらためて考えたいと思っている。




        
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    <title>ココちゃん</title>
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    <published>2010-02-25T03:50:35Z</published>
    <updated>2010-02-26T03:51:46Z</updated>
    
    <summary>我が家のココちゃんの ３才のお誕生日。 ２匹目のチワワ、ココちゃん。 おととしは...</summary>
    <author>
        <name>椎名あつ子</name>
        
    </author>
    
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        我が家のココちゃんの
３才のお誕生日。


２匹目のチワワ、ココちゃん。
おととしは、大手術もした。


あの日、ぐったりとした
うつろな瞳の彼女を抱きしめて、
祈った。


どうか生きて。
死なないで…
と、祈った。


ココちゃんは、今では元気になり、
そして、いつまでたっても
うんちをそこらじゅうにしてしまう、
おバカなところは相変わらずで、
愛情がいつも欲しくて仕方がない
甘えん坊の子のまんま。


決して飼いやすい子とはいえないけれど、
だけど、ココちゃんは、
いつも私のそばにいてくれる。
呼べば、真っ先にジャンプして
ひざの上にやってきて、
目をくりくりさせて笑っている。


ココちゃんは、私の家に来るために
生まれてきたんだなと、
本当につくづく感じている。


お誕生日おめでとう。
これからも元気でね。



        
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    <title>友達</title>
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    <published>2010-02-17T02:32:20Z</published>
    <updated>2010-02-17T02:42:42Z</updated>
    
    <summary>「怖いのは、   今が幸せだからだと思うんです」 今年のはじめ、大手術をした友達...</summary>
    <author>
        <name>椎名あつ子</name>
        
    </author>
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.shinri-care.com/blog/">
        「怖いのは、
  今が幸せだからだと思うんです」


今年のはじめ、大手術をした友達が、
手術前にメールで伝えてくれた言葉。


手術をするのは自分なのに、
私は、彼から大きな勇気をもらった。


将来が不安になったり、
怖かったりするのは、
そう、今が幸せだから。


謙虚という気持ちだけでは
あらわしきれない、
大きな、海のような、
やさしさに満ちた世界に
ひたされたことばだった。


私は、彼の友達であることに、
大きな意味があると思えている。
そしていつか、この言葉に
お返しのできる何かができたら
いいなと思っている。



        
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    <title>陶芸</title>
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    <published>2010-02-11T07:21:40Z</published>
    <updated>2010-02-11T07:22:14Z</updated>
    
    <summary>ある人が、私に話してくれた。 「自分の思い通りにならないことって、   おもしろ...</summary>
    <author>
        <name>椎名あつ子</name>
        
    </author>
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.shinri-care.com/blog/">
        ある人が、私に話してくれた。


「自分の思い通りにならないことって、
  おもしろいと思うんです。
  たとえば、陶芸とか。
  一生懸命、できあがりの器を
  想像して作ってみるけれど、
  これが、焼いてみると
  その通りにはいかないことがほとんどで。
  色とか形とか。
  でも、それがいいんです。」


描いたイメージ通りに出来上がらないから、
奥が深いということ…か。
コンピューターではないのだから、
確かにそうだと思った。
ただ、おもしろいという表現には
なかなかなれそうもない自分の性格を、
少し恥じた。


すべてが自分の思い通りにならないのは、
あたりまえとは思っていたけれど、
少しでも思い通りにしていくために
努力をしていくこと。
そんなことばかり考えていたかもしれない。


思ったようにいかないことを、
ただ素直に受け入れ、
楽しんでみる生き方も、
あるのかもしれない。


昔、箱根で陶芸の体験をして、
はじめて作った、
でこぼこのワイングラスをながめながら、
少しホッとしている自分に気付いた。



        
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    <title>梅の花</title>
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    <published>2010-02-08T04:53:39Z</published>
    <updated>2010-02-08T04:54:19Z</updated>
    
    <summary>梅林を見に、はるばる出かけた。 春は、確かにそこに来ていた。 白やピンクの 小さ...</summary>
    <author>
        <name>椎名あつ子</name>
        
    </author>
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.shinri-care.com/blog/">
        梅林を見に、はるばる出かけた。


春は、確かにそこに来ていた。


白やピンクの
小さな花をつけた梅の木が、
果てしなく続く世界。
風に乗って、あまく優しい香が
春の妖精を導いてくるかのように思えた。


お花見をしに桜を見には、
毎年行くのに、
梅を見に行くのは、
はじめてに近かった。


梅は、桜に比べて
華やかなイメージはないけれど、
梅は、梅のひかえめな美しさがあった。
桜のような、
はかなさやせつなさの美しさではなく、
謙虚ということばが
似合う花だと、
はじめて思った。


桜に主役を譲った
梅の花の気持ちを感じた。


「わたしは、桜のようには
  大きな木にもなれないけれど、
  わたしはわたしで、
  春を呼ぶ最初の花よ」


そう、確かに
梅の花はいっていた。



        
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    <title>半世紀</title>
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    <published>2010-02-01T11:04:10Z</published>
    <updated>2010-02-01T11:04:47Z</updated>
    
    <summary>ある、50歳の誕生日を迎える人が、 「半世紀、生きてこれたことに感謝」 と言って...</summary>
    <author>
        <name>椎名あつ子</name>
        
    </author>
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.shinri-care.com/blog/">
        ある、50歳の誕生日を迎える人が、


「半世紀、生きてこれたことに感謝」


と言っていた。
半世紀とは、なんと重く深い言葉なんだろう。


私も、もうじき半世紀の
人生の区切りの時がやってくる。


「自分の選んだ道を素直に生きよう」
と、先週、10代のギタリストが
歌っていた曲を、思い出した。


一日一日、一瞬一瞬を、
うんと大切に、
そして感謝して、
そして夢を持って、
与えられたこれからの時間を
歩んでいこう。
たとえつまずいても、
道は、この先も続いているわけだから。



        
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    <title>バニラスカイ</title>
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    <published>2010-01-27T12:20:34Z</published>
    <updated>2010-01-27T12:21:26Z</updated>
    
    <summary>昔見た映画を、突然見たくなった。 トム・クルーズのバニラスカイ。 モネの絵の中の...</summary>
    <author>
        <name>椎名あつ子</name>
        
    </author>
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.shinri-care.com/blog/">
        昔見た映画を、突然見たくなった。
トム・クルーズのバニラスカイ。
モネの絵の中の、あの空の色、
ピンクや薄いむらさき、
クリームや薄いオレンジが
重なり合った色。
私が、三浦の家のベランダから、
時々見れる、あの空の色。


映画の内容は、やはり難しく、
見終わったあとも
もやもやとした感覚が残った。
何度見ても
よく分からない映画のひとつだ。


今の現実は夢の世界なのか、
夢は現実の世界なのか、
それとも悪夢をみているのか、
幸せは何なのか、
そんなテーマの中で、
何故か空だけが美しい。


仕事の合間にコトコトと煮た
ビーフシチューの味は、
最高だった。
ただ、その後の現実は、
悲しい時間だった。
これは、現実ではなく、
悪夢だったと思えば
いいことなのかもしれない。


現実の中には、
夢のような時間と、悪夢が、
いつも折り重なっている。
だけど、いい夢を見れる日も、
必ずくる。


そんなことを、
この映画はいっているのかなと
勝手に思ってみたりした。


今日は、バニラスカイに
羽ばたく夢を見よう。
大きな翼を広げて
飛んでみよう。


私は、超理想現実主義者なんだ。
きっと。
理想や夢をこわす現実が
とにかく恐いし、
許せない人間なのかもしれない。


理想ばかりでは、
私は、自分をだましている気がしてしまう。
だからつまり、
ビーフシチューは
完璧でないといけない。
だけどそれは、私の思い込みなんだと
思うことにした。


思い込みは、自分を苦しめる。
それが分かっていても、
ビーフシチューを作らずにいられない。
そんなに待たなくていいのに、
お肉がおはしで切れるまで、
煮込まずにはいられない。


待つことをやめて、
ビーフシチューを外食できるようにならないと、
私は変われない気がしている。


やはり、訳が分からなくなっているのは、
バニラスカイのせいかもしれない。
そう思うことにした。
夢のような、悪夢のような日だった。



        
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    <title>恋愛</title>
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    <published>2010-01-20T10:10:36Z</published>
    <updated>2010-01-20T10:11:28Z</updated>
    
    <summary>女性は、好きな人ができたり、 また大切な人がいたりすると、 必ず聞きたくなる言葉...</summary>
    <author>
        <name>椎名あつ子</name>
        
    </author>
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.shinri-care.com/blog/">
        女性は、好きな人ができたり、
また大切な人がいたりすると、
必ず聞きたくなる言葉があるようだ。


ねぇ、私のこと、ほんとうに好き？
ねぇ、私のいったいどこが好き？
ねぇ、私といて、ほんとうに幸せ？
ねぇ、誰よりも私が好き？


なんて幼くくだらない感情に、
女性はいつになってもしばられ、
そしてそのために、
不安になったり、
疑ったり、
怒ったりしていることか。


でも、この感情は、
女として生まれたときから
インプットされてしまっていて、
どうすることもできない気もしている。


恋愛や結婚の相談に来る人も、
根底は、この感情に苦しんでいて、
左右されている気がする。


男性は、この感情を、
また始まった
と、聞き流す。
もちろん、聞き流したくなる気持ちも
分からなくもない。
でも、私も女性なので、
この感情に気付いて、
受け止めてくれる男性が、
本当に少ない気もしている。


ただ最近、少しあせったのは、
この女特有の感情と思っていたことが、
若い多くの男性にも
インプットされてきているようで…


時代は、本当に変化している。


これからの男女が、
お互い、この感情を持っているとしたら、
どんな社会になっていくんだろう。
恐い気もするし、
興味もあるし、
少しわくわくもする。


やはりどの時代も、恋愛は真剣だ。


そんなことを感じた、
最近の出来事だった。




        
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    <title>歩き出す</title>
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    <published>2010-01-13T11:55:21Z</published>
    <updated>2010-01-13T12:08:24Z</updated>
    
    <summary>取り残された感じ。 寂しいのに涙は出ない。 こんな気持ちは、久しぶりだ。 明日、...</summary>
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        <name>椎名あつ子</name>
        
    </author>
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.shinri-care.com/blog/">
        取り残された感じ。
寂しいのに涙は出ない。
こんな気持ちは、久しぶりだ。


明日、大好きだったお店が
幕を降ろす。
今日は、明日の
ファイナルパーティのための準備に、
みんなが忙しくしている。


慌しいのに、
なんとなく静かだ。
空気が乾いているようで
湿っていた。


私の人生の中で、
よく通った店のひとつだった。
素敵な音楽と、
ユニークなたくさんの友達に、
ここでは出会った。
私にとって、
ロマンティックな気分に
浸る場所だった。


雑然とした広い空間と、
個性あふれる人々から、
「何でもＯＫ」といった
バランス感覚を学んだ。


ここで働いていた人たちも、
そして、ここでしか会わない人たちも、
さまざまなそれぞれの空間へと
歩き出す。


私は、ファイナルには行かないことを決めて、
前の日に、あえて訪れた。
終わりとか別れが
とにかく嫌いな私は、
忙しすぎて慌しい方が
似合っていると思った。


私もまた、歩き出す。
だって、新しい年は
始まったばかりだもの。



        
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    <title>寅年</title>
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    <published>2010-01-04T09:28:15Z</published>
    <updated>2010-01-04T09:28:47Z</updated>
    
    <summary>新年明けましておめでとうございます。 寅年ということで、 トラはどうやって走り出...</summary>
    <author>
        <name>椎名あつ子</name>
        
    </author>
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.shinri-care.com/blog/">
        新年明けましておめでとうございます。


寅年ということで、
トラはどうやって走り出すのか、
どうやって歩き出すのか、
トラはどうやって
大草原の中で休むのか、
トラはどういったときに、
本当に命を賭けるのか…
元旦からずっと考えていました。


今年１年は、
トラにならってみようと思っています。


私は、寅年ですから。


今年もよろしくお願いいたします。



        
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    <title>深祈</title>
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    <published>2009-12-28T03:01:06Z</published>
    <updated>2009-12-28T03:02:16Z</updated>
    
    <summary>今年、最後の日曜日。 箱根神社に出かけた。 元旦に向けて、神社の境内では、 きれ...</summary>
    <author>
        <name>椎名あつ子</name>
        
    </author>
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.shinri-care.com/blog/">
        今年、最後の日曜日。
箱根神社に出かけた。


元旦に向けて、神社の境内では、
きれいに掃除をしている人々の
風景が見られた。
これから、たくさんの人の参拝に備えてか、
静かな空間が、そこにはあった。
太くおごそかな、神聖な杉の木は、
年末でもお正月でも、
何も変わらない姿でそびえ立ち、
人々を受け入れていた。


祈祷の部屋には、
白い布の服を着て、
大きく体全身に響く
太鼓の音を聞きながら、
手を合わせて祈った。
無心に祈った。


今日まで、ここまで、
生きてこれた私の時間に感謝した。
そして、来年からの私の時間を、
すべてどんな時も、
おごそかに、謙虚に、
受け入れることのできる心を持てるよう、
祈った。


来年の春、10歳の誕生日を迎える、
ここ横浜心理ケアセンターが、
ここに通ってきてくださっている
すべての人に、
安定を平安を導くことのできる
空間であり続けることが
できるように祈った。


私の中での、長い長い祈りは、
私の中で、大きな、新たな
決意となっていった。


私から、人々に発信されることば、
ひとつひとつに、
どうか、優しさと、安心と、愛情が、
いつも在り続けますように。
そして、私自身、
努力と、忍耐と、
決断力と、誠実さとを、
持ち続けられますように。


来年もまた、そのためにも、
新しい気持ちで、
再びしっかりと歩き出そう。
この、深く強い思いが、
杉の木よりも高く、
空まで届きますように。


ここに来てくださっている人たちへ、
私を見守ってくれている家族へ、
私を理解してくれている友人たちへ、
私を支えてくれているスタッフへ、
そして、ここの仕事を助けてくださっている
さまざまな人たちへ、
心からの感謝の気持ちを込めて、
今年も１年、ありがとうございました。
来年も、10歳になる、
ここ、横浜心理ケアセンターと、
私とスタッフ一同、
これからも、どうぞよろしくお願いいたします。


今年も、あと少しの中で、
どうか皆様の上に、
良い年の終わりの時間と空間が与えられ、
来年が、少しでも、
今年よりも良い年でありますことを
祈るとともに、
そのために私たちができることの
努力をしたいと思っております。


Enjoy the rest of your year.


良いお年をお過ごしください。



        
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    <title>彼女</title>
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    <published>2009-12-11T07:28:53Z</published>
    <updated>2009-12-12T07:29:38Z</updated>
    
    <summary>生きるとは、生きているということ。 生きているとは、温かいということ。 生きてい...</summary>
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        <name>椎名あつ子</name>
        
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        生きるとは、生きているということ。


生きているとは、温かいということ。
生きているとは、感じるということ。
生きているとは、涙が流れるということ。
生きているとは、笑うということ。
生きているとは、悲しくつらいということ。


そして、
生きているとは、死んでいないということ。
生きているとは、ここにいるということ。


ノートに書きなぐりながら、
涙が止まらなくなった。


彼女は、あと300日程の命。


生きるとは、
いつか死ぬということを受け止めること。


彼女はすべての治療を受入れ、
希望を持ち続け、
奇蹟を信じ続け、
そして、
最期の日をも受け入れている。


        
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    <title>ジュリエット・グレコ</title>
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    <published>2009-12-03T04:44:31Z</published>
    <updated>2009-12-03T04:45:19Z</updated>
    
    <summary>彼女に再び会うために、 黒のドレープシャツを着た。 昔、社会人になった頃、 一度...</summary>
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        彼女に再び会うために、
黒のドレープシャツを着た。
昔、社会人になった頃、
一度、両親と観にいった
あの美しい女性。
フランスのシャンソン歌手、
ジュリエット・グレコ。


彼女はいつも舞台で、
長い黒のドレスを着る。
82歳になる彼女は、
今日も、少し腰の曲がった体に、
黒の長いドレスをまとい、
登場した。
彼女のドレスは、
写真でも、CDジャケットでも、
喪服のように見える。
悲しみの象徴のようだと思った。


レジスタンスの闘士だった母が
逮捕された後、
姉とグレコは、刑務所に入れられ、
のちに釈放された後、
演劇の勉強を始める。
彼女は、パリのサン・ジェルマン・デプレで
サルトル派にかかわり、
実存主義をとなえ、
歌を歌い始めた。
そういった過去の影響も大きいのか、
グレコの声は深く、
ひそむ影に向かって叫ぶように、
太い声の中に
凛とした声が含まれていて、
心や体の中から
熱くなるものを感じる
体の芯から涙が出てくるような
感覚におちいる。


広い舞台の中心に、
ライトが彼女だけを照らし、
黒のドレスの小さな体の
グレコだけが立ち続け、
歌い続けた。
彼女は、休むこともせず、
1時間40分、20曲を、
すべて歌い続けた。


82歳。
このエネルギーは、
私たちにも十分にそそがれた。


「行かないで」では、
両手を広げ、
1本1本の指が小刻みに震える中、
彼女はまっすぐ、
前をじっと見つめていた。
一人芝居を観ているかのようで、
彼女のフランス語は、
私たちと同じ心の
ことばとなっていた。


本当の愛を知っているから歌える
彼女の激しくも苦しい愛の歌を、
私は、聞き続ける中で、
愛とは何か、
再び、これからも、
考えていこうと思った。


グレコのコンサートが終わったあと、
みなとみらいのクリスマスツリーが、
今年初めて、点灯した。
愛の光が、
輝いているように見えた。



        
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    <title>やり直せるということ</title>
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    <published>2009-11-26T11:06:59Z</published>
    <updated>2009-11-26T11:07:56Z</updated>
    
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        友人が、大検を受けた。
ここ１年以上も、
彼は働き続けながら、
高校卒業の資格を手に入れるため
必死だった。


若かった少年時代の過去、
すべてに反抗し、
すべてを拒絶した時代の、
後悔という代償を受け止めて、
人生のやり直しにすべてを賭けた。
愛する人のため、
より将来を安定へと導くため、
そして、過去の人生にピリオドをうつために。


試験の合否は、テスト後の、
彼の落ち着いた笑顔が物語っていた。


「本当におめでとう」


私は、そんな彼と知り合えて、
人はいつからでもやり直せることを、
現実に知ることができた。



        
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    <title>私の色</title>
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    <published>2009-11-16T07:21:55Z</published>
    <updated>2009-11-16T07:22:31Z</updated>
    
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        <name>椎名あつ子</name>
        
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        その色に魅せられて、
壁の色を思い切って塗りかえた。


ピーチサーモンピンク。


夕焼けに真っ白な雲が
かかったような、
南仏の日当たりのよい
古い家の陽だまりの空間のような、
そして昔、
アラビア湾にたたずんでいた、
数十匹の野生のフラミンゴのような。


過去、出会ったさまざまなものたちが
フラッシュバックして、
私の心の中によみがえって、
ピーチサーモンピンクは、
私の今の色となった。


なんて優しく、かわいい色だろう。


この事務所も、
10周年を迎える新たな時、
私は、過去の美しい時を守りつつ、
新しい、これからの時間を
守りたいと思っている、。


やわらかな光を求めて、
私もまた、
生まれ変わっていく。
そう信じて、これからも……。



        
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